イントロダクション

このドキュメントでは、cygnus-common をインストールして管理する方法について詳しく説明します。

cygnus-common は、任意の Cygnus エージェントのベースです。Cygnus エージェントは Apache Flume エージェントをベースにしています。エージェントは基本的にデータ受信担当のソース、Flume イベントに変換されたソースがデータを格納するチャネル、チャネルから Flume イベントを受け取り、本体内のデータをサードパーティ製ストレージに保存するシンクから構成されます。

cygnus-common は、Apache Flume の拡張セットを提供します。例えば、Http ソースハンドラが Cygnus のようなカウンタを読み取るのに適したチャネルのように見えたり、追加されなければならない方法を定義します 。しかし、共通の管理インターフェイス、HDFS, MySQL, MongoDB, PostgreSQL などの共通バックエンドクラス、統一されたロギングクラスとエラー処理などに関して、Flume の拡張機能だけでなく、あらゆるエージェントにとって興味深い機能です。

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対象とする読者

このドキュメントは主に、使用可能な Cygnus エージェントのいずれかによって処理されたデータのソースに関する履歴ビューを作成したい FIWARE ユーザを対象としています。この場合、cygnus-common をインストールして管理する方法を学ぶために、このドキュメントが必要になります。

cygnus-common にコントリビューションすることを目指している場合は、コントリビューション・ガイドラインを参照してください。

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ドキュメントの構成

このイントロダクションとは別に、この"インストールおよび管理ガイド"には、主に cygnus-common のインストール、設定、実行およびテストに関するセクションが含まれています。FIWARE ユーザは、ログやアラームに関する有用な情報、RESTful インターフェースを介して Cygnus エージェントを管理する方法、重要なパフォーマンスのヒントを見つけることができます。さらに、インストールが成功したかどうかを知るのに役立つサニティチェック手順と、問題が発生したときに役立つようにするための診断手順も用意されています。

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